綺麗な人ってどんな人?
「綺麗になりたい」…そう思ったことがない女性がいるでしょうか?ほとんどの女性が、綺麗になりたい・今より美人になりたいと思って日々を過ごしていることでしょう。
けれど私たちは、自分の顔を変えることはできません。お国柄によってはプチ整形をして当たり前という風潮があるようですが、日本ではまだ自然体の方が好まれる傾向が強いようです。だから実際にダイエットをしたり、美容に気を使ったりしている女性がたくさんいます。私もその一人です!
けれど私たちが目指している「綺麗な人」が、具体的にどういう人なのか考えたことはありますか?私はこういう美人になりたい!という明確なイメージを持って生活していますか?
目指している存在のことをうまくイメージできないままでは、なれるはずがありませんね。ここでは、綺麗の基準を一緒に考えてみましょう!
綺麗の基準は時代によって変わる?
世界三大美女という言葉を聞いたことはありますか?これは名前の通り、世界中で今までに美人だったと言われている人物3人を表しています。
ラインナップには諸説ありますが、基本的にはクレオパトラ・楊貴妃・小野小町だと言われています。
クレオパトラ・楊貴妃・小野小町…。
もちろん、私たちが見たことも会ったこともない人ばかりですね。けれど美人だったと言い伝えられているからこそ、絵画がたくさん残っています。その絵なら見たことがある人は多いのではないでしょうか?
思い出してみてください。もし分からなければ、参考までにネットで検索してみてください。
…さて、彼女たちは美人でしょうか?
クレオパトラは、目鼻立ちがはっきりと描かれています。けれどちょっと濃いかな、という印象が拭えません。私たち日本人女性が目指すには無理があります。
楊貴妃はとても色白な女性です。けれど絵によってはすごく目が細く、ぼんやりした顔に見えてしまいます。
小野小町は日本人なこともあって馴染み深いですが、特徴的なのはその美しい髪。顔はといえばおちょぼ口で下膨れ…どうも、憧れるという対象ではありませんね。
おかしいと思いませんか?彼女たちはこうして語り継がれるくらい、当時は「絶死の美女」だと言われていたのです。
それをどうして私たちは「綺麗だな」と思うことができないのでしょうか?
それは、彼女たちを見た時の印象がそのまま理由になっています。「濃い」「目が細い」「下膨れ」…。これでは綺麗だとは思えません。
どれだけ当時は綺麗だと思われていても、今の日本で生きている私たちの価値観からは大きく外れています。
現代日本を生きる私たちにとっての「綺麗の基準」
つまり私たちの価値観は、現代日本のトレンドによって形成されているのです。
ということはあなたが思っている「綺麗になりたい」も、現代日本のトレンドから逃れることはできません。
ある国では、太っている女性ほど美人だと思われるそうです。豊かさの象徴として体の豊満さイコール美、だと考えている人々がいるのです。
けれど私たちは、遠い異国では綺麗だと思われるんだから豊かさの象徴のために太ろう!とは思いません。
太っていることは、現代の日本では美しくないとされているからです。
それでは、今の日本ではどういう人が綺麗だと思われているのか。それを改めて具体的に考えてみましょう。
綺麗を作るのは顔?スタイル?それとも雰囲気?
「人間は見た目が9割」という説があります。特に気になるのは顔でしょうか?人から「綺麗だな」と思われる人は、とても整った顔立ちをしています。小顔だったり、色白だったり、目が大きかったり。テレビを見ていると、芸能人やモデルさんの綺麗な顔が羨ましくなってしまいますね。
けれど私たちが綺麗さを感じるのは、本当に顔だけでしょうか?
だってどんなに整った顔をしていても、下品な言動をしていたり姿勢が悪かったりいつも怒ってばかりいると、決して綺麗だとは思われません。お手入れをしていない肌や、ボサボサの髪だって美しくありません。
あなたの周りにも、よく見ると顔は綺麗なのに…と残念になってしまう女性がいるのではないでしょうか。その女性は猫背だったり着こなしがダサかったり、言動が美しくなかったりするのではないですか?
反対に顔は少し個性的でも、品よく凛として笑顔の女性は評価が底上げされて美人だと判断されることがあります。こういう人はメイクや髪にもきちんと気を使っていることが多く、「雰囲気美人」と呼ばれます。
つまり綺麗を作るのは、顔だけではないのです。
顔は生まれ持った素質が大きいです。けれどメイクを頑張ったり言動を美しく保つことで、綺麗さを手に入れている人はたくさんいます。
その他にも私たちは、その人の立ち居振る舞い、スタイルの良さ、服装のセンス、雰囲気の良さまで見て、総合的に「綺麗な人」だと判断しているのではないでしょうか?
このことから、私たちがイメージしている「綺麗」の基準は
- 顔立ちの美しさ、色の白さ、小顔
- 品を感じられる
- スタイルがいい
- 服装とメイクにセンスがある
- 笑顔が絶えない、明るい雰囲気
- 肌や髪をまめにお手入れしている
という点だと分かります。
自分らしい綺麗を目指そう!
今までのようにただ漠然と「綺麗になりたい」と思っているだけでは、どういう方向に努力したらいいのか分からなかったと思います。
けれど一緒に現代日本における綺麗の基準について考えてみたことで、自分がどのような綺麗さを目指しているのか分かってきたのではないでしょうか?
あなたに足りないものは何でしたか?
あなたの顔や個性を生かしながら、足りない部分を補って綺麗になることができれば一番だと思いませんか?
自分に足りなかった綺麗の基準を考えながら、一緒に努力していきましょう!