綺麗な眉毛とは？
眉毛は、顔の中でもっとも毛が密集している部分。だから色が濃くて目立つ上に、人と目が合うと必ず相手の視界に入る場所にあります。ここがボサボサのままだったり、自分の顔に合っていない形だったりすると、「細かいところは気にしないズボラな人なのかも」「メイク似合ってない……」と思われてしまうかもしれません。
あなたの顔に合った、綺麗に整えた眉毛で見た目の印象をアップさせてみましょう！
理想の眉毛の形って？
自分の眉毛の原型を生かしながら理想の形にするには、眉毛の黄金比を確認しましょう。
黄金比とは、一番美しく見えるバランスのこと。黄金比を守った形で眉毛を作ると、眉毛が綺麗になると同時に顔全体がバランスよく仕上がります。
- 眉頭…眉頭の基本の位置は、小鼻と目頭を結んだ延長線上。人によって目頭より内側にあることも多いですが、神経質になりすぎず自分の眉頭の位置を生かすと自然に仕上がります
- 眉山…正面を向いた時の黒目の位置より目尻側に、眉が一番高くなる場所を作ります。眉を動かした時に高くなる場所を確認して作ると、表情を変えた時に不自然に見えません
- 眉尻…眉尻の高さは、眉頭と同じにするとおさまりがよく見えます。位置は、小鼻と目尻の延長線上に。長さが足りないならメイクで書き足しても
以上のことを守って形を整えれば、あなたの顔に似合った眉毛に仕上がります。
眉毛周辺のお手入れは？
眉毛そのものを整えるだけでは、理想の眉毛とは言えません。周辺も丁寧にお手入れしましょう。
- 眉上…眉の太さにも影響がある眉上。理想の眉山を形作ったら、その他の眉上やおでこのムダ毛はしっかり剃っておきましょう
- 眉下…眉の下は、アイシャドウでハイライトを入れることが多い場所。ムダ毛があると明るい色が映えなくなるので、注意が必要です
- 眉間…ここにムダ毛が生えている人は意外と多いですよね。眉毛がつながって見える原因になるので、しっかりケアしましょう
周辺のムダ毛や細かい産毛を処理することで、目元に明るさが生まれます。アイメイクが綺麗に映えるように、形以外にもこだわるようにしましょう！
眉毛の整え方と、必要なアイテムは？
ここでは、眉毛を整えるために用意するものとその使い方をご紹介します！
アイブローブラシとコーム
眉毛の毛流れを整えるためには、アイブローブラシとコームが必須。まずはブラシで全体を整えれば、眉毛のどの部分が濃すぎる・長すぎるのか分かりやすくなり、お手入れの目安になります。
この手順を抜かしてしまうと、眉の切りすぎ・抜きすぎになりかねないので丁寧に。そしていざ眉をカットする時には、ハサミにコームを添えて使います。
眉ハサミ
眉毛専用の小さなハサミなら、眉をカットしやすいよう先がカーブした形に作られています。他のもので代用することはやめましょう。
眉をコームで押さえてから、理想の形から長くはみ出した眉毛を眉ハサミで切ることがお手入れの基本です。数本まとめて切らずに、一本ずつ流れを意識しながら切りましょう。上下それぞれに向かって数回かけて調整すると、失敗が減ります。前髪をすく時のようにハサミを毛先方向から入れれば、自然な流れが生まれます。
フェイスシェーバー（眉シェーバー）
コームで押さえてから眉ハサミで切ると、思っていたより切りすぎてしまうことがあります。そういった切り過ぎを防ぎたい、全体の長さを均一に短くしたいならシェーバーがおすすめ。
専用の眉シェーバーか眉毛用コームがあるタイプのフェイスシェーバーを使えば、眉毛全体の長さを揃えることができます。長さはだいたい2～6mmから選べるようになっています。
またフェイスシェーバーは、理想の眉毛の形からはみ出した部分を剃るためにもぴったり。特に眉上や眉間の産毛をなくすために使うと、肌色が明るく見えます。
毛抜き
眉上の形を整える時、眉下のムダ毛をなくしたい時には毛抜きを。こちらも眉毛専用の小さなものを使いましょう。ムダ毛を一本ずつ手入れすることができるので、失敗が少なくなります。全体の形を整えてから、最後に理想からはみ出ている数本を毛抜きで抜けば完成です。
ただ、毛抜きは肌への刺激が強いので一気に形を整えるには不向き。あくまでハサミやシェーバーの補助として使いましょう。
眉毛のお手入れ方法は？
眉毛は、一度整えたら大きく形を変える必要はありません。伸びてきた産毛を剃る、長くなりすぎた眉毛を眉ハサミで切る、毛抜きで新しいムダ毛を抜くなどしてお手入れを続けましょう。
整えた後の形と長さをキープ
眉毛の形と長さをキープするためには、やっぱりフェイスシェーバーがおすすめ。けれど長くお手入れの間が空いてしまったら、またコームとハサミから始める必要があるかもしれません。数日に一度フェイスシェーバーで長さを整えていれば、切りすぎる危険がなくなりますよ。
理想の形から大きく外れた場所に生えてきてしまうムダ毛は、根気よく毛抜きで抜きましょう。頻繁に抜いていると、そのうち毛根が弱って生えてこなくなることがあります。
色を染める・馴染む色に変える
髪色をカラーリングで変えている人は特に、眉毛の色が元のままだとメイクから浮いて見える原因になります。眉専用のカラーをするか、美容室で相談してみましょう。
また、メイクで眉毛の色を変える方法もあります。髪色と同じくらいの明るさのアイブロウを足すか、眉マスカラを活用するなどして顔から浮かない色を乗せていきましょう。
眉マスカラには毛流れを整えてキープする働きもあり、生き生きした眉毛に仕上げることができるのでおすすめです。色を変えない場合にも、透明タイプは必ず使っておきたいアイテム。
アートメイクで理想の眉毛を作る
どうしても眉尻の長さが足りない、元の眉毛が薄すぎたり細すぎたりする人にはアートメイクという手段があります。アートメイクで眉毛を作っておけば、お風呂でも落ちないので眉毛を気にする必要がなくなります。
一度アートメイクをすると数年は変えられないので、形を決める時はくれぐれも慎重に。美容皮膚科の専門医に相談しながら、自然な仕上がりになるあなたにぴったりの眉毛を作りましょう。
