綺麗になれないのは何のせい?
食事には気を遣っているし、できるだけ運動だってしているつもり。それなのに便秘になったり肌が荒れたり……頑張っているのに綺麗になれない!と思っている人は、もしかしたら体の中に原因があるのかもしれません。
考えられる原因は、
- 必要な栄養が足りていない
- 腸内環境が良くない
- 代謝が悪い
などです。
私たちの体は、栄養が足りていないと体が「溜め込みモード」に変化します。そうすると必然的に脂肪まで溜め込むことに……。そして腸内環境が悪いと便秘になり、代謝が悪いと運動しても効果が出にくくなります。
こんな時に積極的に摂りたい食品は、なんといってもヨーグルト。
ダイエットの栄養補助にはヨーグルト!
主原料が牛乳であるヨーグルトは、カルシウムや質の高いたんぱく質やビタミン類が豊富。ダイエットの栄養補助にぴったりです。
単に栄養を摂るためなら牛乳でもいいのですが、ヨーグルトのたんぱく質は発酵した段階で分解が進んでいます。だから牛乳より消化吸収しやすく、牛乳でお腹を壊してしまう人もヨーグルトなら大丈夫なことが多いんです。
腸内環境を整えてくれるヨーグルト
ヨーグルトを食べることで、腸内環境の改善を期待できるのが最大のメリット。腸内環境が悪いと、体に宿便と呼ばれる老廃物が溜まって腐敗していきます。その汚れが血液を通って全身に巡り、肌荒れや代謝異常の原因に……。
すっきり排便できない上に代謝が悪くなると、痩せるはずがありませんよね。腸内環境はこのように、健康にも美容にも大きく関係しているんです。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌の効果
「ヨーグルトはお腹に良い」とは知っていても、どうしてヨーグルトに腸内環境を改善する働きがあるのかまでは知らないかもしれません。
私たちの腸内環境を整えてくれるのは、ヨーグルトに含まれている乳酸菌たち(ビフィズス菌・乳酸桿(かん)菌・乳酸球菌)。
では、乳酸菌には具体的にどのような効果があるのでしょうか?
便秘解消と予防
腸内の細菌は、性質によって善玉菌・悪玉菌・日和見(ひよりみ)菌に分かれます。割合は1:1:8。腸内の環境が良ければ日和見菌が善玉菌に変化し、悪ければ悪玉菌に変化する仕組みです。善玉菌が多いほど、お腹の調子は良くなります。
乳酸菌は、代表的な善玉菌。腸内を酸性に保ち、ぜんどう運動を促進して便秘の解消と予防に役立ちます。
肌荒れ改善
腸内が整って便秘が解消すれば、全身の代謝が良くなります。そこで出てくる嬉しい効果が、美肌効果。便秘気味だとできやすくなるニキビは、腸に老廃物が溜まっているサインでもあるんです。
腸内環境が良くなって代謝が良くなると、肌のターンオーバーも正常化します。更にヨーグルトに含まれるビタミン類が、美肌に効果をもたらします。
ダイエット
太りにくい体を作るためには、いらないものはどんどん排出していくべき。便秘が解消できればダイエットが順調にいくのはもちろん、乳酸菌によって腸内環境が良くなっていればエネルギー消費の効率だって上がります。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は特に内臓脂肪を減らしてくれるので、基礎代謝を上げることができます。色々な面からダイエットをサポートしてくれることは間違いありません。
続けられるヨーグルトの食べ方
ヨーグルトを食べる量の目安は、一日に100~400g。ヨーグルトに含まれる乳酸菌たちは、腸で長く生き続けることができません。だから乳酸菌の効果を実感するためには、毎日食べ続けることが必要です。
色々な種類を食べてみる
毎日食べた方がいいと分かっていても、味に飽きてしまうと続けられませんよね。また人によって「このヨーグルトは便秘に効いたけどあのヨーグルトはいまいち効かなかった」など、効果に個人差があります。
飽きを防ぐためにも、いくつかのヨーグルトを試してみましょう。たくさんの商品が市販されているので、好みのものがきっと見つかります。ただ、結果が出るとしたら2週間ほど続けてからなので、サイクルは2週間以上で変えるようにしましょう。
カロリーが気になるダイエット中は、低カロリーのものを選んで。
乳酸菌の効果を期待するなら、食後の胃液の薄まるタイミングで食べることで乳酸菌がしっかり腸に届きます。
スムージーに入れる
ダイエットと美容に良いと、女性の間でブームになったスムージー。ヨーグルトを使うと、デザート感が強くなって美味しく飲めます。
ヨーグルトにはビタミン類が含まれていますが、唯一ビタミンCだけ含まれていません。ビタミンCを補えるフルーツと組み合わせてスムージーにすれば、更に栄養価が高まります。水で溶かすタイプの粉状になったスムージーをヨーグルトに混ぜると、カロリーは高くなるものの栄養価もぐんと高まるのでおすすめです。
ホットヨーグルトにする
美容に冷えは禁物。だからヨーグルトを食べて体を冷やしたくない……という人におすすめしたいのが、ホットヨーグルト。
40℃程度の人肌まで温めても、ヨーグルトに含まれる乳酸菌の効果は変わりません。電子レンジを使って、ほんのり温かいと感じる程度まで温めてみてください。寒い時期や、体を冷やしたくない場合におすすめです!