ネイルサロンではどういうネイルができるの?
爪を綺麗にしたいからネイルサロンに行ってみたい!でもどういうことをされるのか不安……なんてためらって行けない。またはサロンで説明を聞いても、専門用語が分からないから理解できない……なんて困ったことはありませんか?
ここでは、サロンで施術されるネイルの種類や特徴について解説します。ネイルサロン選びやオーダーの参考にしてみてくださいね。
長さが出せるネイルチップとスカルプチュア
自分の爪よりネイルを長くしたい場合は、ネイルチップかスカルプチュアネイルから選びましょう。
ネイルチップの特徴
チップと呼ばれるプラスチックなどで作る爪の形をしたものを、自分の爪にかぶせて使います。両面テープで接着するので、1日だけつけたい時や自爪では乗せられないくらいたくさんデコレーションをしたい時におすすめ。長さは自在で、オーダーメイドすることができます。
ネイルチップは何度でも使える代わりに、テープが外れるとネイルそのものが外れてしまいます。数日間はつけていられるように外れにくくするためには、チップオーバーレイと呼ばれる手法が一般的。チップオーバーレイではかぶせるチップを自爪の真ん中からのせ、ジェルを使って固定することでしっかり接着します。
スカルプチュアネイルの特徴
ハードジェルやアクリルを使った混ぜものを爪に塗り、自分の爪の半分程度までの長さをプラスするスカルプチュアネイル。自爪が1.5倍の長さになると考えましょう。
スカルプチュアネイルはハードジェルとも呼ばれていて、ネイルチップとソフトジェルの中間くらいの硬さがあります。
ハードジェルには他にも種類がありますが、オフする時に全てジェルを削り落とす必要があり、自爪を傷つけてしまう可能性があります。自爪へのダメージが大きいことから、最近はあまり採用しているサロンがないようです。
自然につけられるソフトジェルネイル
最近のネイルサロンの主流はソフトジェル(ソークオフジェル)。
特に注意書きがない限り、ネイルといえばソフトジェルで施術をするネイルサロンがほとんどです。
ソフトジェルネイルの特徴は
- 水飴のようなとろみのあるジェルを、ライトを使って硬める
- マーブル模様やフレンチ、グラデーションが描きやすく、ストーンやシールで飾るなどデザイン性が高い
- 硬めるので乾くのを待つ必要がなく、ツヤがある状態を数週間保てる
- 自爪の強化に使える
など。独特の匂いがない上すぐに乾くため使いやすく、綺麗なツヤが2~3週間は持続するのでジェルネイル初心者や普段使いにおすすめです。カラーやデザインを工夫することで、プライベートもオフィスにも対応できます。
一方でソフトジェルネイルのデメリットとして、
- 施術者の技術がないと、数日で根本が浮くことがある
- 馴染ませるために自爪を削るので、繰り返していると自爪が薄くなる
- 自爪が薄かったり傷んでいたりすると、施術中に痛みが出る
- 自爪が傷んでいたり水仕事が多かったりすると、持ちが悪くなる
などがあります。きちんとしたネイルサロンを選ぶこと、爪の健康を第一に考えることが重要。
ソフトジェルネイルの付け方、落とし方
それでは、ジェルネイルの施術はどういうことをするのでしょうか?
- プレパレーションと呼ばれる下準備。ファイリング(爪の長さと形を整える)、甘皮ケア(爪の根本を押し上げて、ルーズスキンをカットする)、サンディング(爪の表面を軽く削る)など
- ベールジェルを塗る
- UVまたはLEDライトを使って硬化する
- カラージェルを塗る
- 硬化する
- デザイン、アートをつける
- 硬化する
- トップジェルを塗る
- 硬化する
塗って硬めて、を繰り返すのがソフトジェルネイル。デザインによりますが、施術には1時間以上かかることが多くなります。
落とし方は、
- トップジェル、アート、カラージェルを削り取る
- 専用の溶液をひたしたコットンで指をくるむ
- 更にアルミホイルでくるんで、10分ほど置く
- 浮いたベースジェルをコットンで拭き取る
です。オフにかかる時間は30分程度。カラージェルの一部やベースジェルを浮かして落とすため、自爪へかかる力が小さくダメージが少ないとされています。
ソフトジェルネイルの種類
ソフトジェルネイルには種類がたくさんあります。同じようなジェルでもメーカーごとに名前が違ったりして、素人には分かりにくいですね。
ただ、大きく違いがあるのはベースジェルのみ。ネイルカラーはサロンでの混ぜ合わせ方で色合いが変わります。
代表的なソフトジェルは次の3つ。
- バイオジェル…ソフトジェルの中では比較的硬く、数ミリの長さ出しをすることができる。長さ出しの目安は自爪の3分の1程度。ツヤと強度のある仕上がりに
- カルジェル…バイオジェルより柔らかく、サンディング(爪の表面を削ること)が少なくても爪に馴染みやすい。伸びがよく長持ちしやすい
- パラジェル…ノンサンディングジェルの代表。サンディングをしないので繰り返しても自爪を傷めにくい。またジェルの硬化時間が短いので、ライトによる硬化熱が苦手な人にも
ジェルネイルのメーカーはたくさんあるので、サロンによってはこの3つではない可能性もあります。有名ではないメーカーのジェルを使うことで値段を抑えてくれるサロンもある反面、爪の健康を考えるとあまり品質の悪いジェルは使われたくないですよね。
ジェルを選ばせてくれるサロンもあるので、知っておいて損はありません。
ジェルネイルを付ける時は、あなたがどうなりたいのかを考えましょう。爪を傷めずに綺麗なネイルを長期間楽しみたいのか?少し長くして爪を補強したいのか?目的によってぴったりなジェルが変わってきます。
自分のやりたいことを決めたら、目的に合ったジェルを使ってくれるサロンを選びましょう。サロンに「なんというジェルを使うの?」と事前に確認しておくと安心ですね!