膝の黒ずみの原因って?
女性らしいファッションをしたい!と思った時の必須コーディネートといえば、スカートですよね。春夏なら素足で、オフィスならストッキングで、脚を露出することで女性らしい印象がアップします。
けれど脚を出した時に気になるのが、膝の黒ずみ。膝のケアができていなくて黒ずんでしまっている女性、意外と多いんです。いざスカートを履こうと思ったら膝が黒ずんでいて予定変更、なんて経験はあなたにはありませんか?
身だしなみとして、肌の黒ずみはなくしておきたいところ。けれど、どうして膝だけがこんなに黒ずんでしまうんでしょうか?
膝の黒ずみの大きな理由は、4つあります。
関節だから
膝が他の場所の肌と大きく違うのは、関節であるという特徴。曲げ伸ばしされることが多い関節部分の肌は、他の場所よりも働き者です。スムーズに曲げ伸ばしできるように、皮膚がじゃばらのようになって溜まっています。他の場所より肌のたるみがあるので皮膚にハリがなく、そのせいでくすんで見えてしまいます。
特に膝は立て膝をして全体重をかけられることもあるので、私たちの体を支えるために酷使されることが多い場所。だからそもそも角質層が分厚く、もとから透明感が少ないんです。
摩擦を受けるから
立て膝をしたりスカートから露出したり、何かと膝は刺激を受けています。中でも黒ずみにつながりやすい刺激は、摩擦。膝が摩擦を受けやすい行動は
- 膝を床につく、そのまま立て膝で歩く
- 脚を組む
- タイトなパンツスタイルをする
など。膝に直接圧迫を受ける行動はもちろんのこと、ジーンズやレギンスの中でも膝が摩擦を受けていることは覚えておきましょう。
乾燥するから
摩擦を受けていると、肌はどんどん乾燥していきます。ただでさえ膝には皮脂腺がないので、油分が不足しがち。そのうえ関節なので角質層が分厚く、肌が乾燥しやすい条件が揃っています。
この乾燥によるくすみも、膝の黒ずみを濃くする原因になるんです。
日焼け予防ができていないから
人によっては、脚に日焼け止めを塗る時に太ももやすねなど面積の広い部分に気を取られて膝にきちんと塗れていない人がいます。これだと膝は紫外線を受けてしまい、日常生活の中で日焼けしてしまうことに……。
日焼けによってメラニン色素が作られることも、膝の黒ずみの原因の1つです。
膝のお手入れ方法は?
色々な理由から、膝は他の場所よりも肌が黒ずみやすいんですね。それでは、黒ずんでしまった膝はどうお手入れすればいいのでしょうか?
マッサージ
お風呂の中でジェルやスクラブを使ってマッサージを行い、膝に溜まった古い角質を取り除きましょう。スクラブは肌への刺激が強いこともあるので、軽くなでるように使うのがポイント。手の平や指で膝のお皿部分をくるくるとマッサージすることで、古い角質によるガサつきと黒ずみがいっぺんに取れるので一石二鳥です。
また、膝の黒ずみ取りクリームを使う方法もあります。肌のターンオーバーを正常に導く働きがある商品が多く販売されていて、お風呂の外でも使うことができるため気になった時にすぐケアすることができます。
保湿
肌を綺麗にしたいなら、何よりもやっぱり保湿が一番重要。お手入れをしたお風呂上がりに保湿するのはもちろん、外出前や着替えの時にも膝の保湿を行いましょう。保湿によって服からの摩擦を軽減できて、今後の膝の黒ずみを予防することができます。朝晩の1日2回、膝をしっかり潤してあげましょう。
保湿には必ずしも専用のケア商品を使う必要はありませんが、油分が含まれているクリームを使うように注意しましょう。全身に使えるボディクリームもおすすめ。膝には水分と油分が足りていないため、化粧水ではすぐに乾燥してしまいます。
膝を細くするマッサージって?
膝の黒ずみが解消できたら、なんだか膝が丸っこくて子どもっぽい脚に見える……なんて新しい悩みが出てくるかもしれません。黒ずみがなくてほっそりした膝は、脚を正面から見た時にとても綺麗に見せてくれます。
膝の綺麗さと形の良さ、この2つが美脚には欠かせません。
美脚に近づくために、膝の黒ずみを取るケアと一緒に膝を細くするマッサージを行っていきましょう!
膝が丸く見えてしまう原因は、膝上に固まった余分なお肉。また、膝から太ももにかけてのむくみが脚全体を太く見せる原因にもなります。それをマッサージでほぐしていきましょう。
膝を細くするマッサージのやり方は、
- 膝の上(膝より太もも側)で、両手の親指が軽く食い込むくぼみを探す
- くぼみから、膝裏に向けて左右に親指をすべらせる
- くぼみから、太ももに向けて親指をすべらせる
- 2と3を10回ずつ、数セット繰り返す
です。このマッサージによって膝上のリンパの流れが良くなれば、膝が小さく細くなっていくことが実感できるはずです。
膝裏にも注意!
膝の表側をケアしたら、裏側も忘れずに。せっかく膝を綺麗にしていても、膝裏が黒ずんでいたら後ろ姿が決まりません!
膝裏は皮膚が薄く、汗をかくので肌荒れしやすい場所ですよね。汗の始末をしていないとあせもができたりして、赤みや黒ずみにつながることに……。
もしかゆみが出た場合には、決して自分でかいてしまわないように注意して。膝裏のかゆみは、アトピー性皮膚炎か下肢静脈瘤の可能性があります。まず皮膚科で相談してみましょう。
かゆみはないけど膝裏の肌が荒れている場合に重要なのは「清潔にすること」と「保湿」です。肌荒れがなくて黒ずんでいるなら、膝と同じマッサージ剤を使ってケアしてあげましょう。まず肌荒れを治してから、黒ずみケアを行うことが鉄則です。