ハイヒールの目安と、その効果って?
ハイヒールを履くと気分が引き締まって、より綺麗な所作を身につけることができます。履くだけで気分が上がるので、デートやお呼ばれの時に愛用している人も多いんじゃないでしょうか?
また特別な日だけじゃなく仕事の場面でも、ハイヒールを履くだけでさりげなく女性らしさを強調することができますね。
そもそもハイヒールとパンプスはどう違うんでしょうか?
パンプスとは、甲の部分が開いていてかかと部分が覆われている靴の総称です。ハイヒールは単純に、ヒールの高さが「ハイ=高い」靴のこと。
つまり、パンプスの中でヒールが高いもののことをハイヒールと呼ぶんです。
ヒールが高くてもかかと部分が覆われていない靴は、主にミュールと呼びます。ミュールでは、甲の部分は覆われていることもあります。
ハイヒールの目安は、ヒールの高さ6cm以上!
ハイヒールを履くことの効果は、気分を上げてくれるだけではありません。他にも私たちを綺麗に見せてくれる効果がたくさんあるんです。
スタイルがよく見える
ペタンコ靴だと全身のバランスが悪い、重心が低くなって脚が短く見える……そう感じたことはありませんか?
ハイヒールを履けば背を高くすることができるのはもちろん、全身の中で脚だけを長く見せることができます。つまり、憧れの八頭身に近づくことができるんです!
履くだけでスタイルがよく見えること、これが一番のハイヒール効果です。積極的に取り入れていきたいですね。
またハイヒールを履くと、内ももに力が入った状態をキープできるためO脚の改善にも効果があると言われています。真っ直ぐな脚を作るには、ハイヒールが一番です。
脚が細くなる
脚が細くなりたいけど、スクワットをして筋肉がついてしまうのが嫌……とためらってしまう人こそ、ハイヒールを履きましょう!
難しいエクササイズをしなくても、ハイヒールを履くだけで鍛えられる筋肉があります。それは
- ふくらはぎの筋肉
- お尻の筋肉
- 背中の筋肉
の3つ。
ふくらはぎの「ヒラメ筋」と呼ばれる筋肉は、ヒールを履くことでキュッと引き締まった状態が維持できます。つまりその状態でいるだけで、立派なエクササイズになるということ。
お尻と背中も、ヒールを履いていると自然に力が入って引き上げられています。下半身を中心に適度に緊張感を保てるハイヒールは、日常生活の中で筋肉を鍛えるのにぴったりなんです。
歩き方が綺麗になる
ハイヒールを履いていると、自然と歩き方に気をつけますよね。
ハイヒールで綺麗に見える歩き方は、
- 歩幅を大きめに、脚をクロスさせて歩く
- かかとと爪先を同時に地面につける
- 爪先は外側、くるぶしは内側に向ける
などがポイント。やってみると分かるはずですが、この歩き方だと所作がとても女性らしくなります!
ヒールが高いので歩き方が慎重になりながら、脚をクロスさせて前に出すことでひねりが加わり、華奢さをアピールすることができるんです。
ハイヒールの選び方と指のケア
それでは、どんなハイヒールを選べばより綺麗に見えるんでしょうか?
また、ハイヒールは脚に悪い、フラットシューズより疲れるなど言われることもあります。ハイヒールを履くことで起きてしまうトラブルと、その改善方法についても知っておきましょう!
高さは?
3cm程度のヒールでも、フラットシューズより全身バランスがよく見えます。けれど綺麗に見られたいなら、6cm以上のハイヒールがおすすめ!
10cm以上になるとグッと女性らしさ、エレガントさが増します。モデルさんが履いているヒールは、だいたい10cm前後のことが多いようです。
けれどあまりヒールが高すぎると、急いで歩けなかったりエレガント過ぎて浮いてしまったりすることも。なりたい身長にもよりますが、6~7cmのハイヒールなら脚が綺麗に見えつつ、動きやすさも兼ね備えることができるでしょう。もちろん、慣れは必要です。前述の歩き方を徹底して。
高いヒールだと安定感に不安がある人は、ストラップがついているデザインのハイヒールを選びましょう。
中の余裕は?
ハイヒールの中で爪先が圧迫されていると、長時間の着用で指の形が曲がってしまうことも……。そんなことがないよう、ハイヒールの中できちんと指が伸ばせるか確かめるために試着をしましょう。いくらデザインが可愛くても、爪先を圧迫するハイヒールは避けたほうが無難。
できれば爪先に1cm程度の余裕があれば、足の指が窮屈な思いをせずにすみます。
けれどあまり大きめサイズのハイヒールを履いていると、歩く時にかかとが浮いてしまうことがあります。足底のフィット感も大切に。爪先は合っているけどサイズが大きい場合は、中敷きを活用してサイズを合わせましょう。足底がフィットしていれば、ハイヒールを履いていても疲れにくくなります。
選び方を間違えると……
もし脚に合わないハイヒールを長時間履いていると、親指が変形して外反母趾(がいはんぼし)になる恐れがあります。
外反母趾とは親指の付け根が外に張り出て、指は内側に曲がって、痛みが出てしまう症状。
外反母趾を改善しようとすると、整形外科で手術をして骨を削る必要があります。そうなると普通に歩けるようになるまで、杖をつかなければいけない状態が半年以上続きます。
外反母趾の原因は遺伝や骨の形もあると考えられていますが、足に合わない靴を履くことでより悪化することは確実です。爪先に体重がかかりやすいハイヒールは、特に負担が大きいとされています。
外反母趾を予防するには?
外反母趾を予防するためには、足に合って適度な余裕がある靴を、無理のない時間に限定して履くことが重要。
つまりハイヒールだけが外反母趾を招くのではなく、どんな形の靴だとしても、足に合っていない靴を長時間履いていると外反母趾になる恐れがあります。フラットシューズなら足にいい、というわけではないんです。
ハイヒールではあまり爪先を圧迫したデザインにしない、無理して長時間履かないことが鉄則。
そうは言っても華奢なヒールが履きたい!でも途中で履き替えることができない!という人は、自宅でできるエクササイズを始めてみましょう。
外反母趾の予防に効果的なのは、「足指グーパー運動」です。
- 足指全体でグーを作る。足裏の半分以上を曲げ、丸め込むイメージで
- 足指を広げてパーを作る。指はそらさないように、めいっぱい大きく
足の指を動かすだけの簡単エクササイズですが、指が歪んで起こる外反母趾には効果的です!
足指グーパー運動はできれば朝晩に1回ずつ、毎日続けてハイヒールを履いた足の指をケアしましょう。慣れないうちは、手でサポートしながら曲げ広げしても大丈夫。
ハイヒール以外で脚を長く見せる方法
「脚を綺麗に見せるにはハイヒールを履くしかないの?」と思った人へ。仕事で歩き回る人やあまり華美な服装ができない人は、ハイヒールを履くことができない場面も多いですよね。
けれどハイヒールを履くこと以外にも、脚を綺麗に見せる方法はあります。
立ち方、座り方を意識する
立っている姿勢はまっすぐが基本。背筋を伸ばして脚を揃え、肩を開きましょう。背後に壁があって両肩をつけるイメージで。骨盤が前後に傾かないようにまっすぐ立て、一本の線で頭の上から引っ張られているように立つと綺麗に見えます。
座り方は斜めのラインを意識して。脚を揃えて斜めに流し、太ももに手を添えます。両方のかかとはしっかりつけますが、爪先はあえて揃えずに少しずらしましょう。かかとの位置を膝より前に出すと、脚が長く見える効果も。
歩き方を綺麗にする
歩いている時に膝が曲がっていると綺麗には見えません。ハイヒールを履いているなら爪先とかかとを同時に着地させますが、フラットシューズやスニーカーではかかとを先に着地させて。足の裏をフルに使って、颯爽と歩くように心がけると綺麗に見えます。