下半身を綺麗に見せる下着って?
綺麗になれる下着といえば、レースで飾られたおしゃれなランジェリーを連想する人が多いかもしれません。
女性の下着はファンデーション、ランジェリー、アンダーウェアの3つに分類できます。この中で体のラインを綺麗に整えてくれるのが、ファンデーション。「土台」という意味です。上半身でのブラジャーのことだと言えば、ピンとくるのではないでしょうか?
- ファンデーション…体のラインを整えて補正する
- ランジェリー…レースやフリルなどで装飾する
- アンダーウェア…保温、保湿
ここで、上半身がブラジャーで整えられているのは知っているけど、下半身は何?と思った人は、もしかすると後ろから見た時のお尻のシルエットがいまいち決まっていないかも……。
下半身、特にお尻のラインを整えてくれるファンデーションはガードルです。
ワコールが行った「ガードルを使ったことがあるかどうか」のアンケートでは、使ったことがある人が64%、使ったことがない人は36%という結果に。
ガードルを使ったことある? -「経験」アンケート – ブラパン|ワコール
使ったことがない人は「おばさんっぽい」「締め付けがきつそう」などのイメージに抵抗があるようです。けれど使っている人は、「ラインが綺麗に見えるから必ず履く」「20歳から履いていて、体型の変化に敏感になれた」など大絶賛!
お尻の型崩れを防ぐことができて、履くだけでパンツスタイルはもちろんタイトスカートのヒップラインが綺麗に作れることが、ガードル人気の秘密です。
ガードルによる3つの引き締め効果
ガードルによって、どういうスタイルアップ効果があるのでしょうか?
ウエストシェイプ
ガードルを履くことでウエストを細く見せ、ぽっこりお腹をへこませることができます。この効果を狙いたいなら、ハイウエストタイプのガードルを選びましょう。お腹全体を補正して、下腹の引き締めで女性らしいくびれを作ることができます。
太ももすっきり
ロング丈のガードルなら、太ももまでしっかり補正。歩行サポートになる素材を使っていたり、内もも部分に伸びない素材を使っていたりと工夫されていて、太もものたるみをしっかり引き締めてくれます。スキニーパンツの太ももに隙間を作りたい時に。
ヒップアップ
ヒップトップを高くしてお尻を引き上げ、同時に脚長効果をもたらします。ガードルは立体的な作りになっていて、太ももの根本は着圧が強く、お尻部分は着圧が弱くなっていることがほとんど。下がりがちなヒップを持ち上げ、お尻に自然な丸みを作り出します。
ガードルの選び方
ガードルの嫌なイメージの1つに「締めつけがきつそう」という心配事があります。けれどそれは、無理してきついガードルを使っている証拠。あなたに合ったサイズとパワーのガードルを選べば、締めつけ感なく補正効果を得ることができます。
また、狙いたい効果によって選ぶべきガードルが変わります。どのように選べばいいのでしょうか?
ガードルを選ぶ時に気をつけたいポイントは、
- ウエストの高さ
- 丈の長さ
- 引き締め効果の強弱
- 機能、使い方
の4つ。
まずは、あなたが引き締めたい場所をしっかりカバーしてくれる形を選びましょう。
タイトなラインの服でウエストのくびれやぽっこりお腹が気になるなら、ハイウエストタイプ。スキニーパンツの日は太ももまでカバーできるロング丈にするなど、目的や服装によって使い分けることもできます。
引き締め効果は、ガードルの作りと素材によって違います。ソフトな引き締め感、または力強い補正効果のどちらかを選びましょう。締め付けが苦手な人にはソフトタイプがおすすめ。サイズが合っていれば、苦しい思いをせずにすみます。
機能には、引き締め効果以外に歩行エクササイズのサポートや骨盤矯正があります。
あとは使い方に合わせて、重ねばきしたいなら重ねばき用、蒸れが気になってショーツは省略したいなら、一枚ばきできるものを選んで。
一枚で使えるガードルも増えているので、毎日気にせずショーツをつけていた……という人は、ガードルに変えてみると効果にびっくりするかもしれません。
ガードルの正しいはき方って?
ピタッと体に沿うガードルだからこそ、はき方にコツがあります。正しいはき方をすることが、締め付けやたるみのない心地良いガードルへの第一歩。
正しいはき方を確認しておきましょう。
- ガードルの上半分を外に折り返し、幅を広げながら持つ
- 脚を片方ずつ入れて引き上げ、太ももの付け根を合わせる
- はいた状態で前後を持ち、中心を合わせながら持ち上げる
- 手をガードルに入れ、太ももの付け根からお尻に向かってヒップを持ち上げる
- 屈伸を2回、左右足上げを2回して完成
きちんとはいた状態で食い込みやゆるみを感じたり、お尻がしっかり持ち上がっていなかったりするなら、サイズが合っていないことになります。
けれど肌の柔らかさや体型によって食い込みやすいことがあるので、違和感がある場合はガードルの種類を変えて調整してみてください。
ガードルもブラジャー同様に、フィッティングが欠かせません。はき心地や伸び縮みによるフィット感を確認するために、ぜひお店で相談してみてくださいね。