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ストレッチポールはどう使う?乗るだけで得られる効果って?

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ストレッチポールの効果って?

デスクワークで肩が凝る、急にぎっくり腰になるなど、背骨周りに不快な症状を抱えている人が多くいます。生活が便利になることで体を動かす機会が少なくなった私たちの、現代病だと言えるかもしれません。

歪みと痛みの悪循環 

私たちの頭を支えてくれている大事な背骨は、綺麗なS字カーブを描いているのが本来の状態。けれど前かがみの姿勢が続いたり、筋肉が凝っていたりすると、カーブは歪んでしまいます。その歪みをカバーするために更に骨や筋肉に負担がかかり、痛みが出る……という悪循環。

体が歪んで痛みがあると、綺麗な姿勢は作れませんよね。運動をすることがもっと辛くなって、ダイエットにも支障が出てしまいます。

体の歪みによる悪循環から抜け出すには、日頃から体を適度にほぐしてあげることが重要なんです。

体の歪みを整えるストレッチポール

けれど一人でストレッチをしてもいまいち効果を感じない……そんな場合は、ストレッチポールを使った全身ストレッチを試してみましょう!

ヨガやピラティスのレッスンでも、ストレッチポールを取り入れることが増えています。元々スポーツ選手がトレーニング後のクールダウンに使っていたストレッチポールは、手軽に体の歪みを整えてくれるんです。

それでは、ストレッチポールにはいったいどういう効果があるのでしょうか? 

肩こり解消

単純に考えると、あお向けに寝ることが一番リラックスできる姿勢だと思いませんか?

けれどただあお向けになるだけでは、体の前半分の筋肉が緊張したままのことがあります。特に日頃から体が緊張状態にある人は、あお向けに寝ても肩や背中が地面から浮いてしまうことも……。これだと、地面と接している少ない面積に体重が集中してかかってしまって、リラックスできません。

ストレッチポールの上に寝ることで、この緊張した体を「自分の腕の重さ」でほぐすことができます。

凝った筋肉を無理に伸ばすストレッチではなく、自然な重みを使うことがポイント。負荷がかかり過ぎないため、体の前半分や、前に入りがちな肩を本来の状態に戻してくれます。それが一番の肩こり解消になるんです。

肩甲骨周辺の固まった筋肉がほぐれるので、慢性的な肩こりや四十肩の予防にも効果があります。

反り腰の改善

運動不足によって女性に起こりがちなのが、反り腰。骨盤が前に倒れた状態から戻れず、腰が反ってしまうのでこう呼びます。

うつぶせ寝やヒールを履くことも反り腰の原因になり、放置しているとお尻が垂れたり太ももが太くなったりすることも……。

ストレッチポールの腰への効果で一番大きなものが、この反り腰の改善です。

ストレッチポールにあお向けに寝ると、骨盤、肩甲骨あたりの背骨、頭蓋骨の3点で体を支える状態が出来上がります。すると自分の体重の反作用で背骨が下から押されることになり、猫背が正され、背骨のS字カーブが正常に戻ります。このことで反り腰が改善されるんです。続けていれば、お尻の垂れを防ぐことにつながります。

けれどすでに腰痛がある場合は、ストレッチポールの使用は慎重に。あくまでストレッチポールは、痛みの予防のため姿勢を正すものです。腰痛がある人は、お医者さんか柔道整復師の指導を受けながら使いましょう。 

リラックス効果

ストレッチポールに乗ると、背骨だけで体を支える状態になります。するとしっかり肋骨が開き、肺に空気を取り込みやすくなって深い呼吸ができます。深い呼吸は、何よりもリラックス効果のあるもの。全身の力が抜け、副交感神経が優位になります。

そしてストレッチポールの円柱という形が、乗っている体に適度な揺らぎを与えます。これが筋肉をほぐす手助けになるんです。緊張状態が続く筋肉をやわらげ、脱力することによって深いリラックス効果が得られます。 

ストレッチポールの使い方は?

ストレッチポールは、どうやって使えばいいのでしょうか?実はとても簡単なんです。 

まずは基本!あお向けになって乗るだけ

ストレッチポールの端にお尻を乗せて、そのままあお向けに頭まで寝てみましょう。膝は自然に立てます。これが基本の縦乗り。このまま寝ているだけで、上記の3つの効果がしっかり得られます。

あお向け寝は、疲れている体をほぐしたい、効果的なストレッチをしたい時にぴったり。できれば10分程度、力を抜いてストレッチポールに体を預けましょう。深い呼吸を心がければ効果倍増です。 

腕の運動で肩周りをほぐす

乗っているだけではちょっと暇、もっとストレッチ効果を得たい!という人は、腕の運動を。 

  • 肩を正しい位置に戻す…ポールに乗った状態で、手の甲を下にしてお尻の横で小さな丸を描く。時計回りと反対回りを行う。
  • 肩甲骨の筋肉をゆるめる…指先の力を抜き、両腕を天井に向かって持ち上げる。手の位置はおへその真上に。手をゆっくり天井に向けて伸ばし、伸び切ったらゆっくり腕を下ろす。
  • 肩と肩甲骨を同時にほぐす…手の甲と肘を床につけ、お尻の横から胸の横まで上下に腕を動かす。ゆっくりと行い、伸ばしすぎないように注意。

ストレッチポールの選び方は?

ストレッチポールの形には、いくつかの種類があります。効果的なストレッチをするためには、どんなポールを選べばいいのでしょうか?

形は円柱形がベター

ストレッチポールの形は、円柱形と「ハーフカット」と呼ばれるかまぼこ型の二種類。

ハーフカットは安定しやすく持ち運びしやすいというメリットがありますが、ストレッチポールで得られる筋肉をほぐす効果は円柱形の方が高いとされています。

更に不安定さによる揺らぎは、リラックス効果をより引き出してくれます。揺らぎがどうしても怖いという人以外は、円柱形を選びましょう。 

長さは98cmをチョイス!

一般的なストレッチポールは、長さ98cmのものがほとんどです。上半身がしっかり乗った状態で、脱力すると肘が床につくポールがあなたの体に合ったサイズ。身長の目安は155cm以上~とされています。

98cmより短いタイプのストレッチポールだと、頭から腰まで乗せられない可能性があります。基本の乗り方ができないと効果が減ってしまうので、ストレッチポールの長さは98cm以上がおすすめです。

柔らかな素材のものもあります

155cmより身長が低い人、肩幅が狭くて肘が床につかない人は、ノーマルなストレッチポールより柔らかめなものを選びましょう。直径が小さく作られているものが多く、背中への当たり方が柔らかく感じられる点がメリットです。

ストレッチポールの使用についてお医者さんに相談すると、こちらのタイプを勧められることがあります。その場合は指示に従いましょう。

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KIREIMO -キレイモ-